森鴎外の価値のある地図作品

日本を代表する作家・森鴎外は、多くの方がその名前を耳にしたことがあるでしょう。必ずといいほど学校の教科書でも登場しており、明治から大正初期の文豪という位置づけで教わります。この森鴎外は医師でもあり、学生時代にドイツのミュンヘンに留学をしていました。そのときに作成したドイツの地図は、今はベルリン国立博物館に収蔵をされています。日本には定期的に展覧会で目にすることができますが、美しい色彩と精巧なペンタッチで手書きをなされているものです。森鴎外は絵画の知識も豊富で、人体解剖図も自身の手で描いていました。地図もその延長線上であり、立体的な描写が高い観察眼を持ち合わせていたことを裏付けてるといえるでしょう。

コメントは受け付けていません。