等値線図で使われる内挿法とは?

分布状況の均等・不均等により作図結果の信頼性に影響がでると言われるのは、例えばサンプリング点の選定で言えば、均等に分布されている事象を対象とする場合は対象分割域の中央を代表ポイントと決めても問題ありませんが、分布が偏っている場合などは対象分割域の幾何学的な中心点よりは、むしろ分布が集中しているポイントを代表点に選定した方が良い場合などを指します。このようなサンプリングポイントから等値線を算出する場合よく使われる手法に「内挿方法」というものがあります。これには一番シンプルな直線内挿(2点間を直線と仮定)がありますが、2点間が必ずしも直線となっていない場合が往々にあるため、必ずしもベストな方法とは言えません。例えば、X-Y座標面で2点間を結ぶ場合、同一Y座標値でも結んだ線の膨らみ具合でX座標値が異なることは明らかで、その膨らみ具合でその差は大きくなってきます。このような事情もあり、この手法を使う場合は、扱うデータの特性がある程度把握されている場合に使うべき、との指摘があります。

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