地図における様々な縮尺

空中写真の縮尺に分数縮尺が日本では通例となっているようですが、ほとんどは図縮尺が使われていると言ってもいいかもしれません。

これは、読み手にとっても直感的に把握しやすいとともに正確に距離を知りたければ実際に地図上でその寸法を測って換算すればよく、作り手側にとっても線分を入れておけば、縮尺を変えた場合相当する距離の記載を変更すれば済む、という汎用性も一般的に使われるようになった理由ではとも言われています。

ただここで気を付けなくてはいけないのが、拡大縮小して雑誌などに掲載する場合は、距離を示す文言を削除するか、欄外に注記を追加するなど心配りが必要になります。以上のように地図には縮尺が必須(イラスト的な絵的地図は別として)ですが、用途によっては「面積縮尺」という記載方法もあります。

これは数種類の面積を例示をしておけば読み手にとっても直感的な把握という点で有効と思われる時には利用を選択肢に加えてもいいかもしれません。

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