東経135度が日本の標準時

楕円球体とされる地球上の一部である日本国内の特定エリアを投影した国土地理院発行の25,000/1地形図作成に採用している図法が、「UTM(ユニバーサル横メルカトル)図法」と呼ばれているものです。

そしてこの名称の一部に使われている「メルカトル図法(正角円筒図法)」というのがお馴染みのグーグルマップでも採用している図法と言われています。そもそも地球は丸い、と言われるようになってから人類は、その球体を身近な平面という地図に表せるよういろいろな努力が繰り返されてきました。

小学校の社会科教科書にでも載っていそうな地球儀を縦方向に規則的に切り裂いてできる図となるようにした「多円錐図法」と呼ばれる図法や、経線・緯線とも直線となる前述のメルカトル図法(「正距円筒図法」と呼ばれる図法の一種)などはほんの一部です。

日本での基準は兵庫県明石市を通る東経135度とされ、地球の自転時間から換算された世界標準時との差が9時間でこれを日本標準時としています。そして冒頭の基本となる25,000/1地形図は、経度で縦が5分、横7.5分と決められています。

コメントは受け付けていません。