大正から現在までの歌舞伎座

1924~1945年(大正13年~昭和20年)は、第三期に立てられた歌舞伎座は、大正12年の関東大震災を乗り越え、翌年の大正13年に竣工しました。火災や震災などの災害を受けての建て替えもあり、耐震耐火の設備を備えた鉄筋コンクリート建築でありました。昭和20年、戦争による空襲を受けて、外壁の一部を残し焼失してしまいました。
1950~2010年(昭和25年~平成22年)、第四期の歌舞伎座は、空襲によって焼失した建物の一部を修繕し新たに竣工しました。2012年(平成24年)には、登録有形文化財として登録され、第五期へと継承されていきます。
2013年(平成25年)に竣工した第五期の歌舞伎座は、劇場内にもエレベーターやエスカレーターが設置され、高層のオフィスタワーを併設した建築物へと生まれ変わりました。夜間に点灯されるライトアップは、白を基調とした最新鋭の調光技術を屈指した光を創るアートとして、歌舞伎座を彩っています。

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